学びとお菓子のカーテンコール

ハムスターの如く、ぐるぐる永久機関するお話

システムアーキテクト論文の骨組み(令和5年度)

昨日のこちらの記事の続きです。

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書いた論文の骨組みは以下でした。というか、これ以上深い内容は書いてなかったと思います。たぶんB評価と思っていて、字が汚い、どころか読めないはずなので、C評価もありうるくらいの認識でした。これでも、年によっては通るってことで......。

なお、対象企業は、趣味の方の記憶から、実在する3社ほどを、およそ組み合わせたもの(食べ物でない会社ネタもあり)です。

論文骨組み(以下、箇条書き)

1開発の目的と対象の業務(790字)
1-1 開発の目的と対象の業務
・ある県内、観光地メインに十数店舗を展開してる和菓子店。
・観光での立ち寄りをきっかけの、リピーターもけっこういる。
・そこそこ名は知れている。
・対象業務は和菓子の通販。
・今までは、基本店舗販売による対面販売。電話・FAXによる通販は対応。
・経営陣がインターネット嫌いのため、今までネット通販は導入していなった。
・メディア紹介の機会が増えてきており、そのたびにFAXや電話がパンクし、業務に支障が出ている。
・コロナにより来店客が途絶えた。観光地メインだし。
・これらにより、事業継続のためにはネット通販の導入が必要と経営陣が判断した。
・なので目的はとりあえず「ネット通販を実現すること」

1-2 情報システムの概要
・とりあえずスマホ・PC両対応でネット通販ができればいいよ。
・電話・FAXでやってた受付業務を移行する感じで。


2 想定した利用者像、検討したUI、課題と対応策(1100字)
2-1 想定した利用者像
以下3カテゴリと判断した。
1・遠方の年配層→観光のついでで過去来店したと思われる人とその周辺
2・10~30代女性→メディアをきっかけに当社商品を知った方
3・外国人

2-2 検討したUIと選択時の課題や対応策(←悩んだ末まとめた)
・想定した利用者像がバラバラなので、上記3カテゴリすべて一律対応は難しい。
・利用者像から外れた客も含めたオールラウンダーに対応は無理ぽ。
・基本姿勢は来店客メイン。なので通販は上記3カテゴリを個別・重点的に対応で。

1・遠方の年配層
・PC経由がメインと想定。なのでPC経由はこちらを想定して設計。
インターネッツ経由の操作が不慣れだったり、購入に不安・抵抗を感じる方が多い
・操作方法・購入手順・セキュリティ面は手厚い説明が必要。
・吟味して買う傾向にあるため、商品説明も手厚く。
・各手順内、困りそうなところに「詳細説明」ボタンを配置。
・文字が小さいと不快になる恐れがあるため、「文字拡大」ボタンもわかりやすい場所に配置。
・決定ボタンなんかも大きめにしている。

2・10~30代女性
スマホ経由がメイン、かつ、直感的なわかりやすさ・タイパを重視する傾向にあり。
・なので、スマホのサイト自体、こちらをターゲットとして設定。
・直感的な操作で購入まで可能な設計とした。
・メディア紹介により、欲しい商品がはじめから決まっているケースも多い
・法律に反しない範囲で、表示内容は簡易的とした。
・購入に至るまでの画面遷移も最小限とした。
・(1-1で「10~30代の女性向けメディアでの紹介が多い、は先に書いています」)

3・外国人
・英語のページを作って、ワンボタンで飛べるようにした(時間なくて1行)。


3 UIを継続的に適切化していくための工夫(610字)
以下2点の工夫を行った
1点目
・購入フォームへのアンケート項目の追加
・想定している利用者層と、実際に利用している利用者層が異なっている可能性がある。
・トレンド・紹介メディアにより変化する可能性もあり、そのへんの把握が目的。
・内容が多い・細かいと、回答に心理的抵抗が出てくる
・なので、任意回答としたうえで「年代」「性別」のみの項目とした。
・(記憶ないけど、「地域」「目的」とメモ残ってる。題意と違うから外したかもしれない)
2点目
・事後アンケートの実施
・購入者に対して、商品到着後ちょい後のタイミングでメールにてアンケートを送付。
・内容はUIに対するアンケート(←これ言い過ぎた。たぶんきっと減点されてる)
・回答者にはポイント付与。通販サイトで購入時に利用できる。
・なので、再度の購入や、再度のアンケートに繋がり、永久機関ができる。
・これらは良い評価を得ており、また、自身も良いものであると認識している。
(↑なんの根拠も書いてない。文字数クリアするために無理やり入れた。「得ているところであり」「こととする」とかで引き延ばして、実際は2~3倍くらいの分量に薄めていたはず。)


ちなみに、当日の問題用紙への下書きがこれ。

設計シートもどき

設計シートのかけらもない……「和菓子」とか三か所に書いてあるし、予想外の出題に、いかに狼狽えていたかが伺えます。答案用紙の文字も、「イ」の一部はこのレベルでした。ホントよく許されたな......。

システムアーキテクト試験合格のために準備したこと(令和5年度)

高度情報処理技術者試験、合格発表がありましたね。
今回のシステムアーキテクト、真っ向から論文戦ったのは初回、午後2でB評価取れてたらいいなー、でももしかしたら午後1でダメかも? とか思っていたら

kekka

どうして......。


ギリギリ通過だと思いますが、ここまでやっておけばきっと戦えるよ!(合格できるとは言ってない)という参考として、使った教材など記しておきます。


【使った教材】

通信
・TAC通信講座
メイン教材です。
真面目に論文に取り組むのは初回なので、添削が必要と感じて申し込みました。
実は去年ITEC、一昨年TAC申し込んでいますが、勉強時間を確保すると健康が犠牲になる状況だったので、第1回の講座すら終わらず挫折しています。
申し込む前に気づけ......いや気づいてて何故申し込んだって話ですけど。

書籍
・システム設計のセオリー
ふんわりと理解をするため、事前に3冊ほどあたりを付け、書店で読み比べて購入。3月5日から11日の1週間で読みました。
ユーザビリティの説明に1章40ページ割かれていたので、今回の論文書けたの、実はこの本のおかげかもしれない、と今更思った。

翔泳社のテキスト
午前2対策用がメイン。午後2対策も一部読みました。

アイテックの論文集
前半は読み込みました。事例集部分はR4とテスト・移行だけ。


【学習期間とやってた内容】

三月上旬から取り組み、およそ一か月半です。この間、「勉強しなかった日」はありませんでした。眠くても、「午前2を1個だけでも」、とかとにかく何かやってました。

3月上旬:
・「システム設計のセオリー」読む
・午前2対策講義→午後2対策講義

3月中旬
アイテックの本読む
・午後1対策講義&演習(演習は以後継続)

3月下旬
・TACのテキスト一通り読む
・午前2対策(以後継続)
・R4問2の論文1本(問題分析→設計シート作成→PC書き)

3月末~4月頭
・実力テスト用の論文1本(問題分析→設計シート作成→手書き)

4月上旬
・テキスト読み直し
・午後2傾向の再確認
・論文2本(手書き)

4月11~前日
・論文設計シートのみ作成(3本くらい。手書き)
・論文2本(公開模試。手書き)
・書き直し論文1本(添削されたやつをPC書き)


【最終的にやったこと(区分別)】

①午前2対策
・TACテキスト(100問くらい?)
・TAC午前2実力テスト&模試(計50問・自己採点)
翔泳社テキスト(100問)
・過去問5年分(アプリ)

②午後1
組込み除いた令和元年度~令和4年度
+講義で取り上げた数問、各1周。

③午後2…手書き4本、PC打ち2本(うち1本は書き直し)
・R4午後2問2(初回/PC)
・実力テストの2本(手書き)
・公開模試の2本(手書き)
・実力テストの1本書き直し(PC)
・設計シートのみをいくつか

講義は全部受講しました。
テスト・模試は午後2と午前2のみ使用。提出は実力テストの論文1回のみです。しかも期限過ぎてた。


【取り組んだこと所感(区分別)】

①午前2
会社の昼休み使って、先にアプリで過去5年分を流してから、紙ベースで演習して知識補強してた気がします。

②午後1
点数は60~80%の範囲内でした。
R3の問2だけ40%と飛びぬけて点数低かったです。問題との相性?

③午後2
3月末~4月頭に取り組んだ添削用論文は、問題分析で1時間、設計シート作成で1時間かかっています。書いたときは設計シート見ながらノンストップだったにもかかわらず、2時間40分かかりました。1本仕上げるのに合計5時間程度要したわけで、このとき絶望しました。

それでも、4/9に模試の論文を書いた時には、設計~書き上げで119分で終わっています(が、一部自分でも字が読めない。)。

添削論文は4月1日に投函、間に合わないことも想定していましたが、運よく2週間ほどで帰ってきました。
点数は51点のB判定。指摘事項は設問イの具体性不足(表現が足りてない)、設問ウの妥当性不足(専門知識)、ア・イで内容の重複が結構ある、同段落で同じ用語を使いすぎ、あたりです。

提出が直近だったからか、具体的な指摘は直前でも対応できるものが中心でした。
なので、これを踏まえた内容で、試験前日に、PCで書きました。
(本当は添削2往復できるシステムですが...1回目がそもそも遅すぎました)

【結果見ての所感】

午後1は、秒で問題選択ができたのが幸運でした。
加えて、DBの時に債権管理の項目を熟読していたのが報われました。

午後2は……UIは未準備でしたので、問題読んで1からの準備でした。
「和菓子店の通販システム」をテーマに、790字-1100字-610字、にてとりあえず字数は満たしました。

箇条書きでおよそ復元できたので、そこは別記事で。

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全体:専門用語や定量的な情報が何一つなく、ふんわりほわほわ論文。
   あと字が雑。イの後半に至っては、一部段落は象形文字になってた。

ア:目的が雑、対象システムの記載は「企業側の作業」視点だけど、
 「イ」以降、ユーザ視点の話に変わってしまってる気がする。
イ:「選択する際の課題・対応策」をうまくカバーできていない。
  書いた記憶なかったけど、思い出したら雑には書いてたっぽい。
ウ:字数制限クリアするために、薄めたものをさらに引き延ばし

なぜA評価……? と思います。採点の人ありがとうございます、ではあるんですが。


思いあたる原因としては、

問1:デジタルとDXを履き違え、評価できない論文
  →アで定義を誤るとイ・ウが採点できない

問2:
・最後までかけず、字数制限に引っかかった
・「直接の接点を持つことが難しい」をはじめから、またはイから突然無視しだす論文
 →そこから採点できない

あたりが多く、相対的に、まともな点数の付いた論文が少なかったのかもしれません。
私も、イの序盤で「直接の接点のあるユーザ」が混じっていることに気づき、その前振りをしていたアの終盤までさかのぼって消して、書き直しました。書いてるとテーマからだんだん外れていくの、あるあるですよねー……。

 

【最後に】

見苦しくても象形文字気味でもなんでもいいから、問題文から離れないように、最後まで書ききる、が何より重要でしょうか。字はきれいでなくても許されます。
あとは、未対策論点が出題されたことで「趣味全開のファンタジー論文を書こう!」と割り切ったのが、結果としていい方向に働きました。和菓子も通販も準備してなかったネタです。

......秋のPMはそうはいかないので、心して備えたいと思います。ちょうど今、論文講義のところなので、今月には「なんでもいいからとりあえずの1本」と、「それなりにしっかりしたもの1本」を書き上げるくらいは......

3分レシピの「いちごリコッタ」に3日かかったお話

近所の八百屋さんでいちごを買いすぎてしまい、頭を抱えていたところで、手持ちのレシピ本に「いちごリコッタ」を見つけました。
そして……「これ、3分でできるな」と思ったのが事の始まりでした。


「リコッタチーズ……買ったことないな。どこ売ってるんだろ?」


ネットで情報を探しても通販サイトか、古い情報かキュレなんとか風のサイトばかり。
頼って良さそうな情報は「専門的な取り扱いをしているところに、運が良ければあるかも?」程度のもの。
これ、近所片っ端から探しても見つからないパターンだろうな……という結論に至り、途方に暮れる。

そんなところで、ちょうど新宿へ忍者対サメを見るために行く機会ができ、直感を頼って店を巡ることにしました。

……なかった店の話は割愛(見つけられなかった、品切れ、取り扱いなし、どれか不明なので)......

 


最終的に、新宿高島屋のチーズ売り場でGETできました!
これも2個しかなかったので、普段あるかはよくわからない。時間も昼過ぎ。

 

材料がそろったら3分で完成。
これ、フルーツ・はちみつ系と合わせると、たいへん美味しいですね。
また買いに行こう。


今回、高級スーパー系は候補から外していました。
今度立ち寄った際、チーズコーナーも見てみようかな、と思います。


スイーツ食べ専のはずなのに、なぜスイーツネタ初投稿が調理記事なのかちょっと問い詰めたい

R5・システムアーキテクト受けてきた。

結論:午後2力不足につきまた来年


午前2:22/24

とくにコメントなし。過去問流用と、過去問ベース多かったですね。

 

午後1 65%前後だと思う。
問2・3選択。
問1のERPは関わったことなく、相対的不利になると判断。
問4は組込みの過去問未着手につき除外。

問2:
盛大にトチったのは設問3(2)。
「接続フラグを「1」にする」だけだと文字数余りまくるな……もうひとつ内容ある??と疑い、「受付更新日時を現在に更新する」も無理やり加えてしまった。これいらないよね。
あと、設問(2)は、意味は秒でわかったけど、どう書けばいいかで5分止まった。

問3:
設問5はお手上げ。
「FAX対応の人かポータルサイト対応の人かの区分け、あと担当者」と書いた。
最後の30秒で「融資残高かな?」と感じたが…どう書き換えるか浮かばず、時間切れ。

設問4(2)
”代弁”の状態は支払前に切り替えるのか、支払後に切り替えるのか読めず、「”実行中”」「”実行中”と”代弁”の両者」のどちらで回答するか悩んだ。
でもP16の「全ての保証案件が代位弁済になった場合に…」と書いてあるので、「代弁」の前段階で集計すべきと判断。前者で回答した。でもこれ自信ない。


午後2:
問2選択。構想25分-書くこと90分/終了2分前で790-1100-610字。
(イ)は回答要求満たしきれてないし内容薄い。
(ウ)は内容薄いどころか、それをさらに水増しした内容。
ついでに途中、行レベルで解読困難になってるところがあった。

UIは少し前に出てたので未対策。なので構想時点で内容ペラペラだった。
しかも(イ)の前半、利用者像のひとつが題意満たしてないことに気づいて、
伏線張ってた(ア)の終盤から書き直すという盛大なミス。
(イ)中盤からは、もはや文字数を埋めることだけに執心してた。
内容はお察し。しかも見返したら読めなくなってた。また来年です。

……2週間前は、設計シート準備済みでひたすら書くだけでも160分かかってたことを踏まえると、今回、2時間で文字数書き上げられた点だけは、自分を褒めてもいいと思う。

ちなみに問1は、「ぼくのかんがえたDX」の範囲が人によって違いすぎるので回避。
「DXとデジタル化は完全に別物。勘違いしてる人多い」て新聞記事を前に見てて、問題文からIPAの言う「DX」はどこからなのかを捉えられなかった。


★来年への課題

・書くスピードを上げる
→自分の書くスピードが普通に足りない。明らかに足りない。
 MAXの800-1600-1200は、私の筆速だと2時間全力でも無理。
 手書きの慣れが必要。新聞のコラムとか書き写しますかね。

・過去問のジャンルを一通り準備しておく
→今回、古典的論点のなかでUI・パッケージ・コードは未準備でした。
 過去問のジャンルは一通り抑えておく必要。

・専門用語の引き出しを増やす
→DAOとかMVCとか、違和感なく織り込めるストックを増やしておく。
 今回、それっぽい用語全く頭から出てこなかった。


とりあえず、秋はPM行きます。

2023年始にアパレル福袋的なものに散財的なものをした

過日のこの記事のとおり、この数年、年1着程度しか服を買っていません。

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好きなブランドもあり、10年近く購読続けているファッション誌もあり、興味がないわけではないけれど……店に行くことが激減した影響で、店頭でジャケ買いしたくなるような品にも出合わなくなっています。

……と思っていたところなんですが。
年末年始に突如わくわくする品に出合ってしまい、悩みの末、買ってしまいました。

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→買い物の付き添いで、試着とかの間やることない
スマホでそのメーカーの株価を見る
→自分の買う基準にギリギリ一致
→このグループ、私の好きなブランド取り扱っている……もしかして、買うの有り?? と思い始める

で、買い増しを予定していた8368と悩みましたが、今安定的な投資を後押しする流れがあるので、世間に逆張りしてリスク取った方がいいかな? と購入に踏み切りました。
自分の中では「投機」寄りの位置づけです(8368と比べると、どうしてもね………)。


そして、「投機」ならつまり……これは単に、初売りの福袋を買ったのと同じです。
しかもいつでも返品でき、持っていれば配当や優待のおまけも付いてくる!

朝早くから並ばなくていいし、人ごみに行く必要もないし、処分に困るようなものも増えないし、今のライフスタイルを踏まえれば、理に適っているどころか、むしろ、運試しの福袋と考えれば、いいことしかない。(ゼロになる可能性はもちろんありますよ!)
「来年から福袋として、こういうもの買ってもいいかもしれない」というのが今年の初売りで得られたこと、という所で話を締めておきます。

そして最近気づいてしまったのですが……私の好きなブランド、メンズは別会社の扱いでした。確かに、おかしいなあ……取り扱い少し変えたのかな? と不思議に思っていました……。
買う前に気づけよ! って話なんですが。

R4エンベデッドシステムスペシャリスト(合格してた)

10月に受けていたエンベデッドシステムスペシャリスト、合格していました。
次回から午後2が論文になるので、以降の対策の参考にはし辛いけれど、スペシャリスト四天王(最弱の情報セキュ…はその地位を既に剥奪されていますが)のラストを倒せたという備忘録ということで以下記しとく。

kekka


【問題と所感】(前の投稿と重複あり)

・午前2

3問手つかずで終了。

TAC通信講座のテキスト・添削問題・模試・翔泳社テキストの問題、全部抑えていて、重複抜きでも200問くらいあったはずだけどギリギリだった。けど予想外に通過率高い。
この頃ちょっと荒ぶってて集中力が低下してた(継続中)から……単に不調だったのかもしれない。


・午後1
問1・2選択。問3は計算多そうだったので回避。


問1

設問読みながら腕を上下してシミュレーションしていたので、試験官に睨まれてたかもしれない。(同じことやってた人、絶対いるはず。)

設問1の2(b)は違う答えを、設問3(1)は雑な回答を書いたと記憶してる。
他は、外してはいないと思う。

設問3(1)は突如出てきた「ふらつき動作」の定義を読み取れず、正面からの回答ができなかった。「ふらつき」ではなく「ふらつき動作」と書いていたので、試験専用用語だなこれ……説明見落としたかな……と問題文読み直してて、かなり時間ロスした。


問2
ソフトウェアの問題にタイマー&レジスタが混入していて「やば……」となる。
この部分だけ捨てるか……いや捨てられる量じゃないな、と問1から戦ったけど、焦りで脳が理解拒絶状態になってしまい、設問2(2)以降手が付けられなくなった。
設問2を残り30秒くらいになって投げ出し、設問3の「問題」を確認。
(3)のタスク名答えよ→「LAN通信が無効にするタスク」と書いてある→図3見て「メイン」「競技」「レーン」の三択と判断→メインは無効にしないだろう、という消去法で「競技タスク」「レーンタスク」と書いた。その後、(1)を無思考で、上の表のタスクを全部書いたかもしれない。
20行の文章説明読まず、「タスクの変更概要」もLAN通信以外見ずに答え書いたので、このあたりだけ問題用紙がものすごい綺麗。

結果、問1の計算・設問2(1)と(2)の序盤、設問3の(3)、もしかすると(1)を埋めた感じ。文章解答系は空白だらけ。
過去問解いてた感触だと、設問2(2)は絶対取るべきところのはず。空欄だらけの時点で落ちたと確信した。

 

・午後2

R2の過去問でバス問題解いてた、TAC模試も車両制御だった、H31午後2の電車問題が再来すると個人的に予想していて関連文書含めて目を通していた、という理由で迷わず問2選択。

今振り返ると、間違えたのは設問2の計算と(3)a、設問3(3)bくらいで、残りはおよそあってると思う。

設問1(3)の計算は、下書きメモに「0.04??」と、自信なさげなメモが残ってるけど、これもあってたみたいだ……。


【点数見た感想】

点数照会のページつながらない→合格者番号一覧のページ見て、自分の番号のっていたのでびっくり。
午後1の点数見てして再度びっくりした。これ、1か所ミスってたら59点だったやつだ……。

レジスタ・タイマの出現で狼狽してたなか、この計算解けてた自分を褒めたい。

午後1で残り1分、最後まであきらめずに空欄埋めた自分も褒めたい反面、これは問題を「解いて」いなかったので、素直に褒めるのは抵抗が残る。


今年は

問1:「ふらつき動作」の定義を探して時間ロス
問2:ソフトウェア問題に、「タイマ&レジスタ」混在
問3:計算多くね?(推測)

と、どの設問も素直に解けない印象なので、時間足りない&空欄多く、配点調整したのかな。

午後2は、採点基準だか配点調整が厳しめにされてる気がする。


【使用教材】

・絵で見る組込みシステム入門

「組込み」のイメージをつかむため最初に購入し、理解しながら読むスタンスで、一週間かけてじっくり読んだ。炊飯器やデジカメなどの例から始まり、最後は開発モデルの話まであり、IoT以外は軽めに網羅してる。この本がなければ、組込みとは何かを見失っていた。エンベデッドに縁もゆかりもないけどこの試験受ける、という場合におすすめしとく。

難点はちょい古い点と、巻末の演習問題で「間違えた箇所は本書を読み直して」と書きつつ、どこを読んでも回答にたどり着けないものがあること、くらいか。

なお、この本の「総括Ad」が令和4年度の試験委員名簿に載っており...「研究の変遷と信頼性」でぐぐると出てくる論文(リンクしたいけど……ルール的に難しそうなので)とか見た感じ、おそらく、H31午後2の電車問題の出題者だと推察してる。そして電車問題は3年のブランクがあるので、今年ソフトウェアで出てくるかな?と個人的に予想してた。でも今回バス問題だったね。

 

・TAC通信講座(午前1免除コース)
独学だと足りないと踏み、ハズレのイメージがないTACに頼った。

全部受講。公開模試は締め切り過ぎて提出し、合格ラインの判定だった。
講義は板書多めで午前午後ともにハード8・ソフト2くらいの割合。講師の方が「ハードは専門でないのだけど」と漏らしていたが、私には合っていた。

「ハード・ソフトで重点対策分野を決める必要はあるけど、一方を捨てるのはダメ」と説明していたので、午後のハード問題も完全には切らず、講義で説明したものは抑えた。独学だったらネットの情報鵜呑みにして、ソフト問題だけ演習して午後1の問1で点数拾えなかったオチだったと予想する。
今回の午後1問2は、「ソフトだけ対策すればいい」みたいな風潮に対する、「それはダメだよ」という出題者からのメッセージだと思う。

個人的には受けて大正解だった。次論文になるから知らんけど。


・過去問(午後)

午後1の問1・2と午後2の問2は過去5年分、ハード系の午後問は、講座で取り上げるものを、講座前に時間計って解いてた。

TACと翔泳社でときどき解答プロセスが異なっており、片方読んでて「この解説違わね?」と感じたものは、もう片方の解説を読むと納得できた、というのがいくつか。
過去問は2つの解説併用した方がいいかもしれない。選択肢少ないけど。


翔泳社のテキスト
午前2問題の演習用、あと午後問題の解説用に。市販の本で戦うなら、これとアイテックくらいしか選択肢がない。


・IoTエンジニア養成読本

IoTワールドを俯瞰するために購入。会社の昼休みとか使って、軽めに読んだ。IoT中心に、無線周りの知識が補強できた。

 

【最後に】
普段から日経MJで新しい事業形態や新技術にアンテナ張って読んでいて……、午後問題はそのへんの裏側を考える、みたいな感じだったので、過去問演習はなかなか面白かった。
反面、「スーツケースが段差から落っこちる」のような常識的脱力系問題があったり、脈絡なくテクノロジ知識問題が現れたりと、初見で回答に窮する問題も混じっているので、癖は強いと感じる。
あと、ソフトウェア系(RTOS)問題は「こことここ、つながるよね?」で考えていくので、解き方のコツはデータベーススペシャリストと共通している気がした。今年までは。

 

そして、最初で最後のスペシャリスト区分の初回合格。とてもうれしい。
残り論文区分しかなくなってしまったけど……次SA?