高度情報処理技術者試験、合格発表がありましたね。
今回のシステムアーキテクト、真っ向から論文戦ったのは初回、午後2でB評価取れてたらいいなー、でももしかしたら午後1でダメかも? とか思っていたら
どうして......。
ギリギリ通過だと思いますが、ここまでやっておけばきっと戦えるよ!(合格できるとは言ってない)という参考として、使った教材など記しておきます。
【使った教材】
通信
・TAC通信講座
メイン教材です。
真面目に論文に取り組むのは初回なので、添削が必要と感じて申し込みました。
実は去年ITEC、一昨年TAC申し込んでいますが、勉強時間を確保すると健康が犠牲になる状況だったので、第1回の講座すら終わらず挫折しています。
申し込む前に気づけ......いや気づいてて何故申し込んだって話ですけど。
書籍
・システム設計のセオリー
ふんわりと理解をするため、事前に3冊ほどあたりを付け、書店で読み比べて購入。3月5日から11日の1週間で読みました。
ユーザビリティの説明に1章40ページ割かれていたので、今回の論文書けたの、実はこの本のおかげかもしれない、と今更思った。
・翔泳社のテキスト
午前2対策用がメイン。午後2対策も一部読みました。
・アイテックの論文集
前半は読み込みました。事例集部分はR4とテスト・移行だけ。
【学習期間とやってた内容】
三月上旬から取り組み、およそ一か月半です。この間、「勉強しなかった日」はありませんでした。眠くても、「午前2を1個だけでも」、とかとにかく何かやってました。
3月上旬:
・「システム設計のセオリー」読む
・午前2対策講義→午後2対策講義
3月中旬
・アイテックの本読む
・午後1対策講義&演習(演習は以後継続)
3月下旬
・TACのテキスト一通り読む
・午前2対策(以後継続)
・R4問2の論文1本(問題分析→設計シート作成→PC書き)
3月末~4月頭
・実力テスト用の論文1本(問題分析→設計シート作成→手書き)
4月上旬
・テキスト読み直し
・午後2傾向の再確認
・論文2本(手書き)
4月11~前日
・論文設計シートのみ作成(3本くらい。手書き)
・論文2本(公開模試。手書き)
・書き直し論文1本(添削されたやつをPC書き)
【最終的にやったこと(区分別)】
①午前2対策
・TACテキスト(100問くらい?)
・TAC午前2実力テスト&模試(計50問・自己採点)
・翔泳社テキスト(100問)
・過去問5年分(アプリ)
②午後1
組込み除いた令和元年度~令和4年度
+講義で取り上げた数問、各1周。
③午後2…手書き4本、PC打ち2本(うち1本は書き直し)
・R4午後2問2(初回/PC)
・実力テストの2本(手書き)
・公開模試の2本(手書き)
・実力テストの1本書き直し(PC)
・設計シートのみをいくつか
講義は全部受講しました。
テスト・模試は午後2と午前2のみ使用。提出は実力テストの論文1回のみです。しかも期限過ぎてた。
【取り組んだこと所感(区分別)】
①午前2
会社の昼休み使って、先にアプリで過去5年分を流してから、紙ベースで演習して知識補強してた気がします。
②午後1
点数は60~80%の範囲内でした。
R3の問2だけ40%と飛びぬけて点数低かったです。問題との相性?
③午後2
3月末~4月頭に取り組んだ添削用論文は、問題分析で1時間、設計シート作成で1時間かかっています。書いたときは設計シート見ながらノンストップだったにもかかわらず、2時間40分かかりました。1本仕上げるのに合計5時間程度要したわけで、このとき絶望しました。
それでも、4/9に模試の論文を書いた時には、設計~書き上げで119分で終わっています(が、一部自分でも字が読めない。)。
添削論文は4月1日に投函、間に合わないことも想定していましたが、運よく2週間ほどで帰ってきました。
点数は51点のB判定。指摘事項は設問イの具体性不足(表現が足りてない)、設問ウの妥当性不足(専門知識)、ア・イで内容の重複が結構ある、同段落で同じ用語を使いすぎ、あたりです。
提出が直近だったからか、具体的な指摘は直前でも対応できるものが中心でした。
なので、これを踏まえた内容で、試験前日に、PCで書きました。
(本当は添削2往復できるシステムですが...1回目がそもそも遅すぎました)
【結果見ての所感】
午後1は、秒で問題選択ができたのが幸運でした。
加えて、DBの時に債権管理の項目を熟読していたのが報われました。
午後2は……UIは未準備でしたので、問題読んで1からの準備でした。
「和菓子店の通販システム」をテーマに、790字-1100字-610字、にてとりあえず字数は満たしました。
箇条書きでおよそ復元できたので、そこは別記事で。
全体:専門用語や定量的な情報が何一つなく、ふんわりほわほわ論文。
あと字が雑。イの後半に至っては、一部段落は象形文字になってた。
ア:目的が雑、対象システムの記載は「企業側の作業」視点だけど、
「イ」以降、ユーザ視点の話に変わってしまってる気がする。
イ:「選択する際の課題・対応策」をうまくカバーできていない。
書いた記憶なかったけど、思い出したら雑には書いてたっぽい。
ウ:字数制限クリアするために、薄めたものをさらに引き延ばし
なぜA評価……? と思います。採点の人ありがとうございます、ではあるんですが。
思いあたる原因としては、
問1:デジタルとDXを履き違え、評価できない論文
→アで定義を誤るとイ・ウが採点できない
問2:
・最後までかけず、字数制限に引っかかった
・「直接の接点を持つことが難しい」をはじめから、またはイから突然無視しだす論文
→そこから採点できない
あたりが多く、相対的に、まともな点数の付いた論文が少なかったのかもしれません。
私も、イの序盤で「直接の接点のあるユーザ」が混じっていることに気づき、その前振りをしていたアの終盤までさかのぼって消して、書き直しました。書いてるとテーマからだんだん外れていくの、あるあるですよねー……。
【最後に】
見苦しくても象形文字気味でもなんでもいいから、問題文から離れないように、最後まで書ききる、が何より重要でしょうか。字はきれいでなくても許されます。
あとは、未対策論点が出題されたことで「趣味全開のファンタジー論文を書こう!」と割り切ったのが、結果としていい方向に働きました。和菓子も通販も準備してなかったネタです。
......秋のPMはそうはいかないので、心して備えたいと思います。ちょうど今、論文講義のところなので、今月には「なんでもいいからとりあえずの1本」と、「それなりにしっかりしたもの1本」を書き上げるくらいは......