学びとお菓子のカーテンコール

ハムスターの如く、ぐるぐる永久機関するお話

R3測量士補試験考察(過去問でどれだけ対応できるか)

先日、令和3年度の測量士補試験を受けてきました。会場寒かった!!

というのはひとまず置いといて……

各所の情報を読むと「過去問できれば余裕!」というイメージだったのですが、実際に受けてみると「そうでもないなあ」と思ったところもあり、今回の試験、過去問でどれだけ対応できたのかちょいと調べてみました。

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こんな感じ。雑に分類すると

1 過去問で対応可能…17問
2 過去問+その場で読めば解ける問題…2問
3 過去問を丁寧に理解していれば対応可能…2問
4 高校数学を若干覚えてれば対応可能…2問
5 無理…5問

結論として、過去問をやっていれば17問+2問はいける、という感じでしょうか。丁寧に取り組むか、数学が多少できれば+2~4の上乗せができるので、多少のミスを織り込んでも、過去問ハムスターで合格はできると思います。
ただ、「過去問やってれば余裕」とまでは言えないかな。

また、「過去問をやる」の意味が「解説ガン無視で〇×のみ覚えていた」と「各選択肢の内容、解説まで理解している」では全然違うので、前者寄りの

・選択肢に対する〇×のみを覚えていた
・正答肢以外の肢や解説は見ていなかった
・計算は「その問題に対する解き方だけを機械的に覚えていた」

の人は、問題文の表現を変えてきた今回の試験は、ちょっとしんどいと感じます。
(これで対応できる問題が、少なからず出題される試験もあります)

とりあえず、過去問ベースという勉強法自体は、今年は報われているのではないでしょうか。合格率的には一定量勉強した人は受からせる感じだし、最近の傾向(テキストで新しい出題が予想されている論点や、出題されはじめた論点)をおさえながら過去問に取り組めば、今後も普通に合格できる気がする。ということで。

 

余談になりますが……過去、割れ問を中心に大荒れした試験を経験してまして、

・7問程度・割れ問・懐疑問があった。
・記述に至っては、試験委員が直近に出版した書籍でしか書かれていないような単語が正答であり、試験直後の速報が盛大に割れた。
・回答発表前に出た過去問集で「正答は1であるが、5である可能性も否定できない。
もし5の場合は、不適切な出題と判断せざるを得ない」とまで書かれた問題がある
(しかも、解答速報は1が多数だったが、公式は5が正答だった)。
・公式回答のページアドレスが事前に流出した(たしか新聞にも載った)
・合格者発表日前日に、一部の合格者の受験番号が公開された。
(前年の合格者一覧が、今年のものに一部ページだけ上書きされてた)

これ、ある国家試験の同一回に起きた出来事でして……今回の1問程度の割れならまだマシ、とか思ってしまいます。こういう慣れ方は良くないですけどね。